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橋本愛写真集『あいの降るほし』

映画の中ではない、雑誌『SEVENTEEN』で見せる姿とも違う、橋本愛とは、どんな人なのか。

橋本愛を追い掛ける二年間のドキュメンタリー・プロジェクトは、ちょうど二年前の夏からスタートしました。とても暑い日で、彼女は「眩しくて目が 開けられない」とつぶやきました。深紅のワンピースを纏った14歳の彼女が東雲の交差点に立っているその姿はとても印象的で、深遠でどこか儚げな魅力に満ちていました。

中秋の名月がかかった鎌倉の海。秋晴れの、都会から取り残された団地での孤独な散歩。春、多摩川の河津桜が満開のなか破顔の彼女。夏の終わりの洋館で、プレッピーな衣装でのファッションシューティング。夏の残り香を追い掛けての沖縄への日帰り旅行では台風のような荒れ模様のなか、ワンピー スを着たまま海へと飛び込みました。

そして二度目の春、撮影の途中に彼女は髪をばっさり切りました。夜の恵比寿での散歩の後、早起きして九十九里へ。黎明のビーチで彼女が見せた表情 には、ミドルティーンの今の喜び、憂鬱、悲しみ、すべてが内包されていました。

写真家・熊谷貫氏が撮影した10,645枚の写真から厳選したカットを、150ページ超のボリュームでまとめあげてみると、そこには2年間の記録 というより、大きな瞳に不思議な魅力を湛えた少女の物語ができあがっていました。

あわせて、貴重な幼少期の写真を交えて構成された、今まで語られることのなかったバイオグラフィーに迫る10,000字インタビュー、全出演映画 の本人によるレビューなど、写真以外での見どころも。これは通常の写真集とは一味違う、橋本愛の知られざる魅力に迫ったドキュメンタリーです。

定価 : 2,500 円+税  ¥2,750⑩
[ISBN] 978-4-8470-4475-5  [発売日] 2012-07-27