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奥付人~本作りに情熱を燃やすクリエーターたち~

File 067 俳優

『障害役者~走れなくても、セリフを忘れても~』著者

柳 浩太郎(D-BOYS)

Kotaro Yanagi

俳優

意思の強い瞳に、小さな身体。繊細な表情の奥に、真の強さを感じさせる実直な俳優、それが柳浩太郎さんです。
柳さんは、ミュージカル『テニスの王子様』の主演に大抜擢され、役者としての飛躍が期待される中、交通事故に遭遇。「高次脳機能障がい」というハンディキャップを背負いました。彼の不屈の半生は、自伝エッセイ『障害役者』の中に克明に記されていますが、その中でもとても印象的だった一言があります。
それは、「ボクの人生は、欠点に救われた」というものです。
「もしボクが、品行方正な完ぺき主義者だったら、事故にあった時点で“もう終わりだ”って、全てを投げ出したかもしれないけど、不真面目でいい加減なところがあったからこそ、“完ぺきじゃなくても、まぁいいか”って、不完全な自分を受け入れられたんだと思う」
そんなふうに、“心折れる”ことなく、“しなる”ことができたメンタルは、ポジティブなエネルギーに溢れています。
24歳の青年が等身大で綴った「挫折と挑戦の記録」を、みなさんにも是非ご一読いただければと思います。

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