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インタビュー

吉本実憂   (よしもと・みゆ)

2013年1月28日にデビューした次世代ガールズユニット『X21』。平均年齢14歳と、フレッシュな魅力にあふれた21人の美少女たちをクローズアップしていくリレー連載。第1回は、ユニットのリーダーを務める「第13回全日本国民的美少女コンテスト」グランプリ受賞者の吉本実憂にインタビュー。デビューまでの経緯や、X21の初冠番組への意気込み、4月24日に発売された1st写真集の撮影秘話などを、終始笑顔で語ってくれた。

文/丸本大輔

プロフィール 吉本実憂(よしもと・みゆ)


1996年12月28日生まれ。福岡県出身。2012年8月に開催された「第13回全日本国民的美少女コンテスト」ではグランプリを受賞(小澤奈々花とのダブル受賞)。数多くの週刊誌で表紙を飾り、「第85回記念選抜高等学校野球大会」では、大会誌上初の「センバツ応援イメージキャラクター」に任命された。4月24日「吉本実憂 初写真集」を発売。次世代ユニット「X21」では、リーダーを務めている。

オフィシャルサイト
http://x21.oscarpro.co.jp/

ファンクラブサイト
http://fc-x21.oscarpro.co.jp/


――最初に、「X21」というのは、どんなユニットなのか教えてください。

「『X21』は、去年の『第13回全日本国民的美少女コンテスト』のファイナリスト21人で結成されたユニットです。今は、いろいろなお仕事もしながら、レッスンに励んでいます。地方に住んでいるメンバーも、土、日に東京に集まって、みんなでレッスンをしています」


――吉本さんは、その『第13回全日本国民的美少女コンテスト』で、グランプリを受賞されたんですよね。応募したきっかけは?

「私、人見知りがすごくて。お母さんが『これは人見知りし過ぎる』と思って。このコンテストのことを教えてくれたんです」


――コンテストでたくさんの人に見てもらって、人に慣れようということですか? いきなりハードな治療法ですね(笑)。

「そうなんです(笑)」


――吉本さん自身が、芸能界を目指して応募したというよりも、お母さんが、きっかけをくれた感じなのですね。

「はい。でも、前からドラマを観るのはすごく好きでした」


――ドラマは好きで興味はあるけれど、自分から『役者さんになりたい』と行動するほどではなかった?

「はい。そんな感じでした」


――では、コンテストに応募をしたとき、どのくらいまでいきたいな、とか考えたりしましたか?

「応募したときは何も考えて無くて。最初は書類選考だったのですが、(選考通過の)連絡が来たとき、送ってから3、4カ月くらい経ってたので、すっかり忘れてて。『なんだっけ? あ、そういえば!』って。そこから、2次審査、3次審査、本選までは、すごく早かったです。気がついたら(本選で)ステージに立っていました(笑)」


――2次審査では、どんなことをするのですか?

「何人かずつのグループに分かれて、面接をしました。私たち(出場者)は一列に並んでて。その前に面接官の人がいっぱいいて、すごく緊張しました」


――すでに2次審査から、人見知りを治す修行が始まっていたわけですね。

「そうなんですよ(笑)。だって、目の前に知らない人が並んでて、隣の子も知らない子だし。一人、ポツンって感じで(笑)」


――そうやって緊張しながら、2次、3次と通過していったのですね。本選でも緊張しましたか?

「歌の審査は音楽にごまかされて、緊張もちょっと減ったんですけど。自己紹介と、演技と、ウォーキングの審査は(小声で)もうダメ……。緊張しました。ステージにいる間ずっと、ほっぺや耳が熱かったです(笑)。でも、終わるのがすごく早く感じたので、きっと内心では楽しかったんだと思います」


――コンテストを通じて、人見知りが改善できたのかも?

「少しは…。でも、全然まだまだです」


――グランプリ受賞が発表された瞬間の気持ちは?

「取れると思ってなかったですし、自分の中で100%できたわけでもありませんでした。名前を呼ばれたら、頭が真っ白になって、どうしたら良いのかも分からなくて。誘導してもらえて、やっと前に出ました(笑)」


――発表された瞬間の映像を見たのですが、名前を呼ばれても、完全に無反応でしたね(笑)。

「そうなんです(笑)。名前を呼ばれたのは分かったんですが、『聞き間違えかな~』って。全然、分からなかったです」


――グランプリに選ばれた実感を感じるようになったのは?

「今もまだ、そんなにあるわけじゃないんですけど……。でも、受賞してから(時間の過ぎるのが)早かったです。お仕事やレッスンが楽しくて」


――4月5日からは『X21』初のレギュラー番組『GO!オスカル!X21』も始まりましたね。どんな番組なのか、教えてください。

「MCに剛力彩芽さんと、お笑い芸人のうしろシティさん、アナウンサーの宇佐美(佑果)さん。そして、X21が出ています。X21のメンバーが、グルメレポートをしたり、体を張ったり、いろんなロケをして成長していこうという番組で。ロケの映像を見ながら、みんなでトークをしたりしています」


――第1回の収録の感想は?

「初めは緊張していたんですけど。うしろシティさんや、剛力さんたちが面白いので、笑っちゃうじゃないですか(笑)。X21のみんなも笑って、リラックスできていたので、ホッとして。私もすごく楽しめました。ロケでは、初めてグルメレポートをしたんですけど、すっごく難しかったです~」


――何を食べて、レポートしたのですか?

「私は、軟骨の唐揚げを食べました。大好きなんです」


――初めてのグルメレポートの自己採点は?

「50点くらい?(笑) もっと成長できればな、と思います」


――第1回の放送で、ちょっと変わったニックネームが決まったそうですが?

「『オジ本』です(笑)。軟骨が好きでオジさんみたいだからって、(ゲストの)武井咲さんがつけてくれました。剛力さんは、(リーダーなので)もうちょっとお姉さんみたいになれるように『みゆねえ』って案を出してくれたんですけど。『オジ本』を選びました」


――え? 自分で『オジ本』を選んだ?

「はい。インパクトあるかなと思って(笑)。最近は、事務所に行ってもいろんな人に『あ、オジ本さん』って呼ばれるんですよ。本当に、この名前になっちゃいそうです。どうしよう(笑)」


――その場のノリで選んだのですね(笑)。それまでは、どんなニックネームがあったのですか?

「友達からは、ずっと『よしもん』って呼ばれてて。(X21の)メンバーの中では『よしもってぃ』って呼ばれてます」


――吉本さんは、X21のリーダーということですが。元々、人見知りだったのに、20人のメンバーをまとめるのは大変ですよね?

「はい、大変です~。一人一人と話すときは大丈夫なんですけど。全員に『みんな集まって』とか声をかけるときは、言うまでにちょっと時間がかかります(笑)」


――心の準備が必要なんですね。吉本さんは、地元の友達の中でもリーダータイプだったのですか?

「いえいえいえいえ……」


――あ、違うんですね(笑)。

「(力一杯)ぜんっぜん! 全然、そんなことないんですよ~」


――友達が知ったら、『よしもん、リーダーなんだ~プププ』みたいな?

「絶対に笑われます(笑)。同じ年の子の中でも、ちょっと年下っぽい感じだったので。だから、リーダーなんて私にできるのかなと思いましたが。頑張って挑戦しています」


――『GO!オスカル!X21』では、これからも、いろいろと楽しい企画がありそうですね。吉本さんが、やってみたい夢の企画は?

「お芝居をしてみたいです。好きなPVを、みんなで完コピしてみたりとか。あとは、メンバーにドッキリを仕掛けてみたいですね。リーダなのに、みんなにいじられることが多いから、仕返しです(笑)」


――今度は吉本さん個人としての活動について伺いたいのですが。デビュー以来、すでにたくさんの雑誌で表紙を飾っていて。街中などで、自分の写真を見る機会もあると思うのですが、どんな気持ちですか?

「ちょうど昨日、電車の中で(自分が)表紙になっているマンガ雑誌を読んでる人がいて。すごい嬉しかったです」


――写真撮影は、楽しいですか?

「きれいな海で撮ったりするので、すっごく楽しいです。海が大好きなので。それに、いろんな表情をしたり、目だけで(感情を)表したり、いっぱい挑戦もできるから勉強になります」


――4月24日には、1st写真集も発売されました。発売が決まったときの感想を教えてください。

「最初は『え?』ってビックリしました。自分の写真集なんて、想像できなかったので。でも、本屋さんにある他の方の写真集とかを見てたら、写真がすごくきれいで。だんだん楽しみになりました」


――撮影ではグアムやパラオにも行ったそうですね。

「どちらも初めてだったんですが、楽しかったです~。海が透明で、底の石や岩まで見えて。ちっちゃい魚が泳いでいるのも見えました」


――表紙の帯に『笑ってばかりでゴメンなさい!』と書いてある通り、笑顔の写真がいっぱいですね。

「はい。でも、笑顔以外の写真もあるはずですよ~クールな表情とか……(写真集の見本をめくりながら)あ、笑ってる。これも、これも……笑ってますね(笑)。ホントに、『笑ってばかりでゴメンなさい』です(笑)」


――吉本さんの笑ってる写真を見ていると、見ている側も笑顔になりますよ。

「本当ですか!? わ~嬉しいです。いっぱい笑ってください(笑)。これから写真集を見てくださる方にも、『笑ってばかりでゴメンなさい』ってくらいに、笑って欲しいです」


――中には大人っぽい表情や、少しクールな表情の写真もありますが、こういう表情は、自分で見ていても新鮮なのでは?

「新鮮ですね~すごく」


――ロケ中、特に印象的なできごとはありましたか? ハプニングとか。

「ハプニングですか? あ、写真集の中に、涙を流している写真があるんですけど。あれは、すごく強い風が目に当たって、涙が出ちゃったところなんです(笑)」


――泣きのお芝居とかではなく?

「はい(笑)。あとは、海での撮影が終わった後、足ヒレとゴーグルとシュノーケルを付けて、仰向けになって泳いだり、魚を見てたりしたんです。そうしたら、すぐ近くでボートに乗ってた人から『取って、取って』って言われて。『え?』って思ったら、頭のすぐそばに死んだ魚が浮かんでたんですよ! すっごい恐くて、ビックリしました(笑)」


――その直前の海に浮かんでいる写真も載ってますね。特にお気に入りの写真はありますか?

「最初の(白いワンピースで)笑っている写真は。お昼を食べる前に撮った写真で。『この後、お弁当の時間だよ』って言われて、はしゃいでるところです(笑)。あとは、パラオの写真で、ハンバーガーを食べてる写真があるんですけど。このハンバーガーが、本当に美味しいかったんですよ! お肉がジューシーでぶ厚くて。しかも熱々で。美味しかったな~。持って帰りたかったくらいです」


――グルメレポート、上手じゃないですか(笑)。吉本さんのブログを拝見してると、すでにたくさんのファンがいて。コメントもいっぱい書かれてますね。

「本当にありがたいです。コメント一つだけでもありがたいのに、すごくたくさんコメントをくれて。本当は、一人一人にお返事したいんですけど……。時々、質問返しとかをしても、またその返事をくれて。すごく嬉しいです」


――皆さん、この写真集も楽しみにしているんでしょうね。吉本さんは、これからも、いろいろなお仕事に挑戦されると思うのですが。将来の目標は?

「女優さんです。見ている人が笑顔になったり、感動していただけるような……。私もテレビでドラマとかを見て、泣いたり、笑ったり、怒ったりしていたので。喜怒哀楽を伝えられる女優さんになりたいです」


――週末には、お芝居のレッスンもしているのですか?

「はい。発声練習だったり、台詞をもらって実際に演技をしたりとか。すごく楽しいです!」


――お芝居を始めてからは、ドラマを見るときも、見方が変わってきたのでは?

「変わりました。表情とかを研究しています。電車に乗っているときも、人間観察をするようになりました。でも、ジーッと見ていて目が合うと、(目をそらしながら)『ああ、すいません』ってなったりもするから(笑)。チラチラっと見ています(笑)。あとは、自分が話しているときも『今、こういう表情したな』とか覚えておくと、お芝居に生かせるかなと思って。意識するようになりました」


――女優デビューも楽しみにしています。では最後に、読者へのメッセージをお願いします。

「女優としてだったり、X21のリーダーとしてだったり、いろいろなところで、それぞれ違う雰囲気を持った自分を見せられたらと思います。面白かったり、クールだったり、いろんな吉本実憂を知ってもらって、楽しんでいただけたら良いなって。普段は、本当に笑ってばっかりなんですけどね(笑)」


次世代ガールズユニット『X21』リレー連載

第3回 特別編:七夕撮影会
第2回 泉川実穂×末永真唯×籠谷さくら
第1回 吉本実憂

2021年10月
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