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フランス流 テロとの戦い方 ~全仏370万人「私はシャルリ」デモの理由~

山口昌子

1月7日、フランスの風刺週刊誌「シャルリー・エブド」の社屋が2人のテロリストに襲撃され、2人の警察官を含む12人が犠牲となった。逃走した襲撃犯は印刷会社にその経営者らを人質にして立てこもり射殺された。また、別のテロリストがユダヤ系の食品スーパーに従業員や客を人質にとって立てこもった(4人が犠牲になった後、犯人は射殺された)。
全世界を震撼させたパリのテロ事件は、後にイスラム国に2人の日本人を殺害され、テロの標的と宣言された日本にとっても他人ごとではない。21世紀がテロと民主主義の戦いの世紀だとすれば、フランスがテロとどう向き合っているのか、を知ることは我々一人ひとりの覚悟と自己防衛の一助となるはずだ。

定価 : 830 円+税  ¥913⑩
[ISBN] 978-4-8470-6080-9  [発売日] 2015-04-08 

山口昌子 , ワニ・プラス

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山口昌子(やまぐち・しょうこ)
ジャーナリスト。1969 ~ 1970 年、フランス政府給費留学生としてパリ国立ジャーナリスト養成所(CFJ)で学ぶ。産経新聞入社後は教養部、夕刊フジ、外信部次長、特集部編集委員を経て、1990 年から2011 年まで21 年間にわたってパリ支局長を務める。1994 年、ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。2013 年にはレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受賞した。
著書に『大国フランスの不思議』(角川書店)、『シャネルの真実』(新潮文庫)、『ドゴールのいるフランス』(河出書房新社)、『原発大国フランスからの警告』(ワニブックス【PLUS】新書)、『フランス人の不思議な頭の中』(角川学芸出版)など。