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死学のすすめ - 死はおそれるものではなく学ぶもの -

曽野綾子

老いも病いも楽しめる
人生の後半に必要な操作は、許容、納得、断念、回帰

長生きすればすれほど、死は身近なものになる。死から目をそらすことなく、死を意識して生きてこそ、限りある生が輝く。本書は、高齢者のための死学講座として、幼少の頃から死に向かう志向があったという著者の死生観をあますことなく紹介する。あらゆるものは貸し出されたものにすぎない。

自分に謙虚になることで、一生を振り返る
知覧――青年たちは何のために死んだか
マルクス·アウレリウスの 『自省録』
死者が残すべきは「身軽くて温い記憶」
いい離婚は経験豊かな人にしかできない
晩年の義務は、記憶さえ押しつけがましくは残さないこと

定価 : 1,100 円+税  ¥1,210⑩
[ISBN] 978-4-8470-9904-5  [発売日] 2020-03-27 

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PROFILE
曽野綾子(そのあやこ)

1931年、東京生まれ。54年、聖心女子大学英文科卒業。79年、ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章受章。93年、恩賜賞.日本藝術院賞受賞。97年、海外邦人宣教者活動援助後援会代表として吉川英治文化賞ならびに読売国際協力賞を受賞。98年、財界賞特別賞を受賞。1995年12月から2005年6月まで日本財団会長を務る。日本藝術院会員。2012年まで海外邦人宣教者活動援助後援会代表。2009年10月から2013年6月まで日本郵政株式会社社外取締役。『無名碑』『神の汚れた手』『湖水誕生』『神さま、それをお望みですか』『天上の青』『夢に殉ず』『陸影を見ず』『哀歌』『晩年の美学を求めて』『アバノの再会』『老いの才覚』『私日記』(シリーズ)『引退しない人生』『三秒の感謝』『幸せの才能』『私を変えた聖書の言葉』『時の止まった赤ん坊』『老いを生きる覚悟』『イエスの実像に迫る』『老年を面白く生きる』『夫の後始末』ほか著書多数。