トップページ > 新書一覧 > 男がつらい! - 資本主義社会の「弱者男性」論 -
冴えない、裕福でもない、特別な才能もない
平凡な人生を幸福に生きていく――
男たちの新しい生き方のモデルを提示する意欲作
‟男らしさの呪縛‟から解放されよう!
現在の男性たちには、案外、
低く鈍く冴えない人生を幸福に生きていくというモデルが
あまりないのではないか?
極端にマッチョな「男らしさ」だったり、
家父長制度的な意味での父親像だったり、
自己啓発的に勝ち抜けるような男性像だったり、
リベラルでスマートすぎる男性像だったり……
そのような「男」の人生のモデルはあるけれども、
それ以外にもいろんな選択肢や「物語」があってもいい。
「ぼくたちもだらだら、まったり楽しんでいい!」
(内容[一部])
●多数派男性の中の「弱者」たち
●「男性特権」が糾弾される
●男性たちはなぜ不幸なのか
●被害者意識のダークサイドに堕ちないために
●統計にみる日本の男女格差
●男たちのタテマエ、ホンネ、本心
●「すみっコ」としてのおじさんたち
●男たちにもセルフケアが必要だ など
定価 : 880 円+税 ¥968⑩
[ISBN] 978-4-8470-6677-1 [発売日] 2022-10-11
PROFILE
杉田俊介
1975年生まれ。批評家。
自らのフリーター経験をもとに『フリーターにとって「自由」とは何か』(人文書院)を刊行するなど、ロスジェネ論壇に関わった。ほかの著書に、『非モテの品格――男にとって「弱さ」とは何か』(集英社新書)、『宮崎駿論』(NHK出版)など。「対抗言論」編集委員、「すばるクリティーク賞」選考委員も務める。