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見逃される高血圧の合併症 - 診察なし降圧剤のみの血圧対策は危険! -

坂東正章

徳島に全国から高血圧症に悩む患者さんが訪れるクリニックがあります。その坂東ハートクリニックでは管理栄養士による食事相談をはじめ、運動療法を含めた生活習慣を調整する診療で、降圧剤を減薬あるいは中止する患者さんが続出しています。
巷には、「こうすれば簡単に血圧が下がる」といった本や情報が溢れています。しかし、坂東ハートクリニックの院長である著者は「高血圧診療の本当の目的は、単に血圧を下げることではなく、高血圧の合併症としての新たな病気を発生させないこと」だと語ります。
本書では、民間療法による高血圧対策がなぜ不十分かを説明します。また、医師のきちんとした診察を受けなければ見逃す危険性のある9つの合併症を具体例とともに紹介し、それら合併症を避けるためにはどのように血圧そして治療と向き合えばよいのかを解説します。


第1章 私の診察手順と診察方法
第2章 見逃される9つの高血圧の合併症
1. 大動脈弁膜症、2.腹部大動脈瘤、3.頸動脈狭窄症、4.下肢閉塞性動脈硬化症、5.心房細動、6.虚血性心疾患、7.胸部大動脈瘤、8.高血圧性心不全、9.高血圧性腎硬化症
第3章 家庭血圧の正しい測り方
第4章 高血圧診療における看護師の役割
第5章 高血圧診療における管理栄養士の役割
第6章 医師の診察で発見され得るその他の異常所見

発売:ワニブックス 発行:ワニ・プラス

定価 : 1,000 円+税  ¥1,100⑩
[ISBN] 978-4-8470-6217-9  [発売日] 2024-01-16 

ワニ・プラス

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【PROFILE】
坂東正章(ばんどう・まさあき)

坂東ハートクリニック院長。1953年生まれ。徳島大学医学部医学科を卒業し、徳島大学第二外科に入局。小松島赤十字病院(現・徳島赤十字病院)勤務中に米国Texas Heart Institute Division of Cardiovascular Surgeryに客員外科医として留学。2003年、徳島市に坂東ハートクリニックを開院。食事と運動をはじめとした生活習慣調整を含めた診療で、数多くの高血圧症患者の降圧剤を減薬、または中止させることに成功している。著書に、『血圧は下げられる、降圧剤は止められる』(ワニブックス【PLUS】新書)、『坂東ハートクリニックの高血圧教室』(ワニ・プラス)など。