トップページ > 新書一覧 > 戦争の昭和史 - 令和に残すべき最後の証言 -
2000年を超える日本史のなかで、とくに激動の時代だったのが昭和といっても過言ではなかろう。「昭和100年」を迎え、昭和を振り返る気運が高まっているが、本書は「戦争」と「当事者の証言」をキーワードに、〝激動の時代〟を再確認したものである。当時日本統治下にあったパラオ・台湾・朝鮮の人たちをはじめ、中国や南方で戦った兵士、満洲で日本軍指揮官に救出されられたユダヤ人の子孫、特攻隊員だった兵士たち、空襲や原爆の被害者たち、終戦クーデターに対峙した兵士、終戦後ソ連の侵攻を受けた人たち、東京裁判やBC裁判の当事者、そしてソ連による抑留を受けた人たち……令和に残すべき最後の証言は、ときに告白であり、懇願であり、叫びであった。令和に生きる我々に昭和の姿を痛感させる慟哭の書。
発売:ワニブックス 発行:ワニ・プラス
定価 : 1,200 円+税 ¥1,320⑩
[ISBN] 978-4-8470-6232-2 [発売日] 2025-04-28
【PROFILE】
早坂隆(はやさか・たかし)
1973年、愛知県出身。ノンフィクション作家。『昭和十七年の夏 幻の甲子園』(文藝春秋)で第21回ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞。著書に『指揮官の決断 満州とアッツの将軍 樋口季一郎』『永田鉄山 昭和陸軍「運命の男」』(ともに文春新書)、『戦時下の箱根駅伝』(ワニブックス【PLUS】新書)、『評伝 南京戦の指揮官 松井石根』(育鵬社)などがある。顕彰史研究会顧問。