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令和残侠伝 - 仁なき政治に明日はない -

島田洋一

戦う衆議院議員、島田洋一名誉教授による、減税のススメ、オールドメディア批判、永田町の闇、保守とは何か?多岐にわたって語ったインタビュー集!

国民を豊かにしてこその国守り、仁なき政治に明日はない!!

──すんなり減税すればよいのに、なぜそんなやり方にこだわるのでしょうか。
■減税で経済が活性化したという前例を作りたくないのでしょう。減税で世の中がよくなると、増税派は困るわけです。いわゆる蟻の一穴で、もっと減税しろとの声が澎湃と湧き上がりかねない。実に倒錯した話です。
この点、私も議員になって、自民党が増税、増税で日本経済沈滞をもたらしたガンだとつくづく感じさせられました。「経済成長を阻害する増税ゴロの溜まり場」「パブロフの自民党は減税と聞くと条件反射的に噛み付く」といった言葉に何ら誇張はないと思います。(中略)単に減税に反対するだけでなく、増税で得られた財政資金を恣意的に配分して利権につなげようとする勢力です。財務官僚の場合は天下り財団の増設や既存財団の資金積み増しを常に目指します。財務省では、新税創設や税率引き上げに成功した役人が内部的に評価され、出世できる。逆に、「減税を通じた経済活性化」を主張したりすると、国民にとってはヒーローですが、財務省では背教徒扱いされ、直ちに干されます。(本文より)


第1章 メディアに騙されない情報のとり方
メディアの〝偏向〟は常識、情報収集は原則「一次情報」
日米関係のカギを握るテッド・クルーズ
トランプの〝外交ブレーン〟とのパイプ
「歴史の本と小説を読め」
高坂正堯の歴史の見方
国際情勢は単純ではない
社会主義と戦ったドストエフスキー

第2章 ハイエク──保守もリベラルも大間違い
全体主義に向かう恐怖の構造を暴いた『隷従への道』
悪者がのさばる国家
「知識の分散」を説いた『自由の条件』
「なぜ私は保守主義者ではないのか」

第3章 ユーモアの真髄──もしあの政治家がいたら
左翼が席巻する学界でも
恵まれた研究者生活ができた理由
千代の富士とともにあった青春
高倉健、『昭和残侠伝』という生き方
『七人の侍』
国際関係を動かす「笑いの力」
世論を軽視した吉田茂の功罪
日本の課題はユーモア精神の欠如


第4章 私が見た永田町の「闇」
党議拘束」で国民を無視
左翼の支持者向けのパフォーマンス
財務省の「増税路線」にいいなりの自民党
自民党税調インナーという奥の院
ガソリン減税を潰した理由
減税で世の中が良くなると困る増税派
減税の「財源」は経済成長
高校無償化という税負担を受け入れるな
消費減税を拒む党はどこだ
国民を見下して無駄使いに励む官僚たち
官僚支配を強める閣僚任命プロセス
大間違いの「シビリアンコントロール」
主戦場は左翼が巣食う法務委員会
質問主意書での戦い方
「答える立場にない」という議論拒絶のレトリック
『表現者クライテリオン』に投稿した私の論考

第5章 「許されざる者」たちとの攻防 
日本会議の「焼け太り法案」は全力で阻止
半導体における中国との癒着
法務委員会での圧倒的に不利な闘い
高市新総理が「旧姓使用の拡大」でまとめることに期待
JICAがアフリカ「ホームタウン構想」を撤回
日本を襲う〝偽装難民〟
洋上風力発電は撤回でいい

定価 : 1,600 円+税  ¥1,760⑩
[ISBN] 978-4-8470-7603-9  [発売日] 2026-02-17 

島田洋一

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【PROFILE】
島田洋一 (しまだよういち)

1957年大阪府生まれ。
京都大学大学院法学研究科 政治学専攻博士課程修了後、京大法学部助手、文部省教科書調査官を経て、2003年、福井県立大学教授。
23年より名誉教授。24年10月の衆議院総選挙において日本保守党から出馬、 近畿ブロック比例代表で当選。 同党政調会長、 拉致問題対策本部長を務める。
『腹黒い世界の常識』 (飛鳥新社)、『ブレーンたちが明かしたトランプで世界はこう変わる!』 (ワック)、『許されざる者たち』 (飛鳥新社)、『世界は利権で動いている』(扶桑社)などベストセラー著書多数。 X フォロワー数は28万人を超える。
YouTube 「島田名誉教授チャンネル」 @P.ShimadaCH
X @ProfShimada