トップページ > 書籍一覧 > 人類は弱かったから、生き延びた - ゴリラから考える、新しい文明論 -
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元京都大学総長・ゴリラ研究の第一人者が問う、
競争だけではない、人間の生きる力。
弱さこそ、人類最大の強み!
人類は、勝たなくたって生きられる。
便利になったのに、なぜ生きづらい?
SNSで大勢とつながっているのに、なぜ孤独なのか?
AIに考えることを任せて、人間は幸せになれるのか?
【内容紹介】
強い者が勝ち残る。それが進化のすべてではありません。弱かった人類は、食べ物を分け合い、子どもを共に育て、助け合うことで生き延びてきました。
ところが、便利さや効率を追求する現代社会では、人と人とのつながりが薄れ、不安や孤独が広がっています。
元京都大学総長で、ゴリラ研究の第一人者・山極寿一が、人類の進化から言葉、身体、文化、祈り、AIまでをたどり、私たちが置き忘れてきた「人間らしさ」を探ります。
競争に勝つことだけが、生きる道なのか。共感や信頼は、どのように育まれるのか。ゴリラの社会を手がかりに、人との関わり方を見つめ直し、これからの文明と共に生きる社会のあり方を考える一冊です。
【本書で取り上げる問い】
●ゴリラは明日を心配しない。人間だけが不安な理由
●強い者が勝つだけでは、人類の進化は説明できない
●SNSで千人とつながっても、なぜ孤独なのか?
●便利さと引き換えに、私たちは何を失ってきたのか?
●言葉が生まれる前から、人は歌い、踊っていた
●AIに考えることを任せて、人間は幸せになれるか?
【目次】
はじめに あのときの想いに答えを出すために
第一章 不安が文明をつくった――人はなぜ、見えないものを求めるのか
第二章 弱さという戦略――人類は弱かったから生き延びた
第三章 文明の底に残る野生――僕たちの身体は、まだ野生を覚えている
第四章 言葉以前の共同体――言葉より先に歌と踊りがあった
第五章 「普遍」という名の西洋――「普通」だと思っていたものは、西洋だった
第六章 神話から計算へ――事実は語れても、真実は語れない
第七章 飼い慣らされ、測られる文明――考えることまで外注し始めた人類
第八章 祈りという身体技法――祈りとは、身体を差し出すこと
第九章 動く社会の再来――もう一度、動いていい時代が来た
おわりに もう一度、踊り始めるために
定価 : 1,700 円+税 ¥1,870⑩
[ISBN] 978-4-8470-7729-6 [発売日] 2026-12-02
【PROFILE】
山極寿一 (やまぎわ じゅいち)
1952年東京都生まれ。人類学者、霊長類学者。京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学。理学博士。アフリカ各地で野生ゴリラの社会生態学的研究に長年従事し、ゴリラ研究の第一人者として人類の社会性や家族の起源を探究してきた。2014年から2020年まで第26代京都大学総長を務める。国際霊長類学会会長、日本学術会議会長などを歴任。2021年4月より総合地球環境学研究所所長。
主な著書に『共感革命』(河出書房新社)、『スマホを捨てたい子どもたち』(ポプラ社)、『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』(家の光協会)など多数。