暗闇の中で演劇
タイトルの通り、真っ暗闇の中で演劇をやるというものだ。
終始役者の声だけで、当たり前だが姿は見えない。
一緒に観にいった、いがぐり頭の友人「Tかはし(高橋)」さんに、
劇場に向かう途中、
「舞台が真っ暗じゃ、目をつぶっていても同じですね」
と軽い気持ちで言ったら、
「目をつぶって真っ暗なのと、目を開けてるのに真っ暗なのでは
感覚が違うよきっと。僕はずっと目を開けて観るつもりだよ」
みたいなことを言われて、
くやしくて寿命が3日減った。
さっきまで新しくでたポケモンの話を一緒にしていたのに、
いきなりかっこいい哲学的なことをいうから。
この前まで
モハメド・アリの名言
「蝶のように舞い、蜂のように刺す」を
「『蝶が舞い、蜂が刺す』だっけ?」
っていっていた人なのに。
それじゃあただ、蝶と蜂をリングに放っただけなのに。
それを聞いて私は
「『蝶のように舞い、蜂で刺す』、じゃなかった?」
(蜂は右手で持つことが予想される)
とか、
「『蝶のように舞い、叔父が刺す』だ!」
(親戚をリングにあげて刺させたらダメだ)
とかいろいろ嘘を教え込んで小馬鹿にしていたのに!
肝心のお芝居の内容だが、
また再演するに違いないくらい面白かったし(事実今回も再演とのこと)、
少しでも内容を記載すると面白さが減ってしまいそうなので、
詳細は控えます。
ただ、演劇にまだこんな可能性があったとは!
と思わずうなりました。観劇後の興奮たるやありませんでした。
観劇後、劇場が明るくなったとき
隣の高橋さんを観たら両目をつぶっていました。
傘で刺しました。
内田