EXILE(久米島日記③)
行ってはいけないところに、
丸腰で足を踏み入れてしまいました。
久米島の鍾乳洞に、
小さな懐中電灯1つで、乗りこんでしまったのです。
もちろん整理されていない「ただの洞窟」なので、
中は真っ暗。ひんやり冷たい。
こうもりが飛ぶ音だけが聞こえます。
でも、引き返すのも勿体ないので果敢にチャレンジすることに。
道はないですし、狭いですし、
鍾乳洞が見たくても真っ暗なので、
当てずっぽうでシャッターを切りますが、よく分かりません。
(その写真がこれです。鍾乳洞はよく分かりませんが、
オーブ的なものは写ってしまいました)
すると、後ろから人の声が。
大学生らしき男子の集団が、
同じく果敢にチャレンジしてきてくれたのです。
良かった! 仲間ができた!
大きな懐中電灯を持っている彼らの灯を頼りに進む我々。
ビビりまくっている大学生の
iPhoneから流れる爆音のEXILE。
「ライジングサン」が、即席探検隊の心を鼓舞します。
果たして、この道なき道にゴールはあるのか。
そして、
「服が汚れるから、これ以上は進みたくない」
(↑たぶん、怖くてギブアップ)
という男子学生の発言でUターン。
ふだんクールな友人が、
「手を繋いでほしい」
というくらい、ちょっと怖かったです。
後ほど、
「そんな事言うなんて、珍しいね」
と言ったら、
「だって、後ろから女の人が付いてくる感じがした」
と言われました。
ありがとう、出てから言ってくれて…。
吉本