中国——とっくにクライシス、なのに崩壊しない“紅い帝国”のカラクリ~在米中国人経済学者の精緻な分析で浮かび上がる~

何清漣×程暁農(訳:中川友)

2010年、中国のGDPは日本を抜いて世界第2位となり、「世界の工場」「世界経済を救済するノアの方舟」と期待された。しかし、2015年を境に中国に対する国際社会の見方は「繁栄論」から「崩壊論」に180度転換してしまった。果たして、強欲と腐敗にまみれた“共産党資本主義”に未来はあるか? 祖国を追われ、現在はアメリカに在住する中国人経済学者、何清漣と程暁農が中国の政治・経済から社会構造に至るまでの全面的な総崩れ状況を克明に分析、徹底解説するのが本書である。“チャイナ・クライシス”は世界経済に、日本に、どのような影響を及ぼすのか? 中国関連ビジネスマン、中国ウォッチャー必読の一冊。

発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス

定価 : 900 円+税
[ISBN] 978-4-8470-6111-0
[発売日] 2017-05-12 

ワニ・プラス , 何清漣 , 程暁農

information
●何清漣(か・せいれん)
1956年、湖南省邵陽市生まれ。上海復旦大学で経済学修士号を取得。深圳法制報で記者生活を送り、中国社会科学院の特約研究員。政治経済学の視点から共産党統治の構造的病弊と腐敗の根源を暴く言論を貫き、01年に米国へ脱出。現在はボイス・オブ・アメリカのコラムニストとして精力的に発言を継続している。著書に『中国現代化の落とし穴』(草思社)、『中国の嘘』『中国の闇』(ともに扶桑社)など。

●程暁農(てい・ぎょうのう)
1952年、上海市生まれ。中国経済体制改革研究所の総合研究所元主任。独仏に留学後、米プリンストン大学博士。『当代中国研究』誌編集長を務めた後、現在は同大の当代中国研究センターCEO。気鋭の経済社会学者として現代中国の現状に批判的分析のメスを振るっている。

注目ワード: