「までいの村」に帰ろう~飯舘村長、苦悩と決断と感謝の7年~

菅野典雄

2011年3月、福島第一原発事故で全村避難という未曽有の事態に襲われた福島県飯舘村。著者である菅野村長が、丁寧を意味する方言「までい」を冠した「までいライフ」をスローガンとした日本屈指の美しい村には、放射能が降り、全村避難という事態に陥った。

「あの日」から6年、2017年3月31日には、避難指示解除が出て、村民の帰村が始まった。いよいよ村の再生が、その緒に就いたのだ。

3・11から全村避難完了までの3か月の記録をまとめた、著者の前作『美しい村に放射が降った~飯舘村長・決断と覚悟の120日』(ワニブックス【PLUS】新書)は大きな反響を呼んだ。そして、その後の7年の苦悩と決断と行動の記録が本書である。村の復興と村民の生活そして絆を守ることに心血を注いできた村長が綴るその魂と行動の記録に、被災地の現実が浮かび上がる。

発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス

定価 : 830 円+税
[ISBN] 978-4-8470-6127-1
[発売日] 2018-04-09 

菅野典雄 , ワニ・プラス

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