★★慢性的な痛みに悩む人、どの治療を受けても効果がない人必読★★★
肩・首・腰・膝などの慢性的な痛みに苦しむ人は全国民の10人にひとりと言われます。なかにはレントゲンでは異常がないのに痛みだけが取れない、ケガは治ったのに痛みだけ何ヶ月も続く、まったく腰痛の原因がわからない、というケースも少なくないのです。じつは多くの場合、痛みの原因は炎症やコリではなく、筋肉内などにある「センサーの異常」ということがわかってきました。
数多くの「痛み」と日々向き合い、治療にあたり、トップアスリートの信頼も厚い第一人者ふたりが、最新の受容器トリガーポイント療法(R-TP療法)を紹介し、自宅でもできる「痛みをとるケア」「痛みを慢性化させないケア」「痛みを予防するケア」を詳しく解説します。
揉んだり押したりしてはいけない内臓痛の見分け方などはもちろん、痛みと「脳」の不思議な関係についてもわかりやすく書かれています。
目次
1章 痛みってなんだろう?
■同じケガでも痛みの感じ方は人によってまったく違う
■集中していると脳は痛みは感じにくくなる
■痛みには「適度に敏感」が一番いい
■内臓が原因の危険な痛みの見分け方
■「あおむけに横たわっていても痛いかどうか」をまずチェック
■「自発痛があるがゆっくりなら動ける」は内臓痛の疑い
■特に注意が必要な胸・お腹の痛み
■痛いと感じる場所が「痛みの発生源」とは限らない
■「肩こり由来の頭痛」は痛み止めが効きにくい
■どこに湿布を貼ればいいのかわからない!
■脳は「見たいもの」しか見ていない
■原因が見えないところにあると「どこが痛いかわからない」
■足の小指をぶつけるのは脳が足の位置を1センチ間違えているから
■「ケガ→痛み」の「経路」はひとつではない
■脳はニセモノの腕を自分の手と勘違いする
■失った手や足が痛む「幻肢痛」
■痛みは「警告信号」とは限らない
2章 「受容器の異常」という第4の痛み
■侵害痛、神経痛、心因性疼痛は代表的な3つの痛み
■レントゲンで異常がなくても「痛いものは痛い」
■腰椎固定術、した人もしない人も結果は同じ
■見逃されるほど小さな損傷がなぜこんなに痛いのか?
■触ってはいけない痛み、触ってもいい痛み
■刺激することで治る「第4の痛み」
■過敏化した受容器、R-TP(受容器トリガーポイント)
■「こり」よりも「痛み」をとるR-TP療法
■靭帯・腱・骨膜でも起きる受容器の過敏化
■痛みを出さない「沈黙のR-TP」と、痛みの原因になる「責任R-TP」
■R-TPはささいなきっかけで悪玉化する
■痛みの種類によって受診先は違う
■「痛みが和らぐ姿勢」がある場合はR-TPによる痛み
■痛みの種類のチェックシート
3章 いろいろな痛みに対するR-TP療法
■「肩の筋肉に硬さ、しこり、こりがある」=「肩こりを感じる」とは限らない
■R-TPは患者さんと治療者が協力しないと見つからない
■「あ、そこ!」と「そう、その痛み!」という感覚
■過敏化した受容器は刺激を与えつづけると正常に戻る
■R-TP療法は「痛み」を感じる治療
■こんな症状にはR-TP療法がよく効く
■異常なセンサーを正常化するには時間が必要
4章 R-TP療法がもたらす効果
■理由がわからない痛み、慢性の痛みに大きな効果
■椎間板ヘルニアが痛みの原因とは限らない
■足腰のしびれは坐骨神経痛ではないこともある
■臼蓋形成不全による痛み・しびれ感と診断された場合
■ほとんどの首・肩こり感はR-TP療法で治せる
■虫歯も歯周病もないのに歯が痛い場合
■捻挫や骨折は治ったのに痛みがずっと続く場合
■痛みやこり感はないが肩、腰、背中などに「こり」がある場合
■こりをとることで全身の疲労感がとれる
■関節の可動域改善が広がる
■見違えるくらい姿勢がよくなり若々しくなる
■運動器に原因のあるめまいはR-TP療法で治せる
5章 自宅でできるR-TPのケア
■セルフでもペアでもできる簡単な方法
■痛みある場合もない場合もやってみよう
■必ず運動、ストレッチを併用しよう
■肩の凝りや痛み
■首のこりや痛み
■腰の痛み
■背中の痛み
■膝の痛み
発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス
定価 : 900 円+税
[ISBN] 978-4-8470-6151-6
[発売日] 2019-06-08
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