渋沢栄一と陽明学 - 「日本近代化の父」の人生と経営哲学を支えた学問 -

林田 明大

文藝評論家・小川榮太郎氏、絶賛!「経済的成功を望んでいる若者たち、そして現在日本を動かしているエリートの諸氏に、是非一読して欲しい一書が出た。」(解説より) 
新一万円札の顔となった渋沢栄一。我が国が誇る“実業界の巨人”の軸であった『論語』に並び、渋沢に多大な影響を与えた「陽明学」との関わりを解き明かす初の書!

プロローグ 日本の近代化の成功と陽明学
第1章 渋沢栄一の少・青年期の陽明学の師、菊池菊城と尾高惇忠
第2章 井上馨と渋沢栄一
第3章 栄一の師、尾高惇忠と富岡製糸工場
第4章 渋沢栄一と岩崎弥太郎
第5章 道徳経済合一説
第6章 論語を礎として商事を営み、算盤を執りて士道を説く
第7章 「 小事即大事、大事即小事」
第8章 陽明学ブームのもう一人の立役者・渋沢栄一

発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス

定価 : 980 円+税
[ISBN] 978-4-8470-6155-4
[発売日] 2019-08-22 

ワニ・プラス

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PROFILE
林田明大(はやしだ・あきお)

作家・陽明学研究家。1952年長崎県生まれ。実践哲学としての王陽明の思想と、日本の禅、ゲーテやR・シュタイナーらの思想とを比較融合させた独自の視点による研究で知られる。その研究成果を、94年に『真説「陽明学」入門』として上梓。以降、本書はグロービス経営大学院の必読書に指定されるなどして、静かなるロングセラーとなっている。2015年には本書の英語版(第3部を除く)も刊行された。97年に「国際陽明学京都会議」に実践部会を代表して登壇。陽明学の実践体得に努めながら、現代人向けの活きたテキストを数多く手がけている。著書に『新装版・真説「陽明学」入門』(ワニ・プラス)、『評伝・中江藤樹』『真説「伝習録」入門』『イヤな「仕事」もニッコリやれる陽明学』(いずれも三五館)、『山田方谷の思想を巡って』(明徳出版社)、『志士の流儀』(教育評論社)など。越川禮子氏との共著に『「江戸しぐさ」完全理解』三五館)などがある。

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