ガンと共存して生きる――「トロン温浴療法」 - トロンの奇跡が希望をつなぐ -

藤井祐次

「トロン温浴」(アルファ線温浴療法)によって、末期がんの患者さんの病状が著しく改善し、がんと共存しているケースが多数、確認されている。
トロンとは人工的に作られた放射能泉で、その半減期は約55秒であり、人体への悪影響はほぼない。そして、トロンが放出するアルファ線によるホルミシス効果で、免疫状態が劇的に改善するのだ。
新型コロナウイルスが猛威を振るうさなかに惜しまれつつ閉館した、がんサバイバーたちの聖地、「花巻トロン」というトロン温浴施設で、がんを克服した数多くの例を見てきた緩和ケアの医師が、トロンによる「アルファ線温浴療法」のがんに対する効果とその実例、さらにその可能性を解説する。

発売:ワニブックス 発行:ワニ・プラス

定価 : 1,600 円+税
[ISBN] 978-4-8470-7580-3
[発売日] 2025-08-13 

ワニ・プラス

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【PROFILE】
藤井祐次(ふじいゆうじ)

医師、盛岡友愛病院 緩和ケア病棟医長。

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