発売中のプラスアクト5月号について
プラスアクト
(2011年04月01日 14:55) |
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編集部(田)です。
3月11日の地震発生からちょうど3週間が過ぎました。
東日本大震災が残した爪痕は想像していたよりもはるかに大きく、
東北部から関東全域にかけていまだに余震が続いています。
こうした中で、出版業界に生きる一員としてあらゆることを考えさせられました。
我々がこうして作っている雑誌も、そこで取り扱っている映画という題材も、
避難生活を強いられた人々が存在する現況において、不要不急のものではないだろうか。
日本ハム・ダルビッシュ投手の「こんな時に野球をしていていいのか」という趣旨の
コメントを聞き、その真っ当な考え方に一市民として率直に同意しました。
しかし、一方で何か号令が上がったかのような画一的な自粛ムードにも疑問が残ります。
ここ数日の報道でも自粛ムードに対する懐疑的な意見が顕著になってきました。
また、こうも思います。
プラスアクトがわずかながらでも人々の目に触れ、ポジティブな心を取り戻す
原動力になるならば、その動きを止めず自分達の仕事を続けていくべきである、と。
微力ながら、雑誌作りで貢献出来ることはなかろうか、と。
未曾有の大災害の前でそんな風に思い揺らぐ中、
プラスアクトが多くの方々に求められていることを知り、
編集部員一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
一部ネット書店では流通機能の著しい停滞により、
お手元に届きにくい状況が続いています。
読者の皆様にはご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません。
書店でも思うように配本出来ていないエリアがありますが、
状況が好転するよう、総力を挙げて奮闘しております。
お近くの本屋さんでお問い合わせいただければと思います。
どんよりと暗くなりがちな報道が続く日々の中、
プラスアクト5月号で語る俳優さん達の肉声が、
皆様の心に突き刺さり、何かしら、明日への
プラス要素につながっていくことを望みつつ。
(田)