プラスアクト

EDITOR'S DIARY
プラスアクトに出来ること
プラスアクト (2011年11月25日 17:26) | コメント( 0 ) | トラックバック(0)

こんにんは、(服)です。

明日はプラスアクト1月号の発売日です!
心待ちにして下さった読者さん、一応チェックしていたみなさん、今初めて
知ったというあなた、とりあえず書店でペラペラっと読んでみて下さい。
そしてレジまでお持ち頂けるとありがたいです。

話は変わりますが、先日、BRAHMANというバンドのライブツアーファイナルに行ってきました。
彼らは東日本大震災直後から、実際に被災地に足を運びボランティアをして、ライブをして、
様々な活動をしてきました。
そんな想いがこもった最新シングルと今回のツアー。

熱い歌声と演奏、圧倒的なパフォーマンス、彼らが見てきた風景を映した映像、そして
ストレートなMCに、思わず目頭が熱くなってしまいました。

幕張メッセの大きな展示場を3つも貸し切り、豪華なゲストを呼び、ちょっとしたフェス
状態にも関わらず、チケットは2980円。

「俺らが遊んでたライブハウスみたいな値段で大きいところでやりたかった。偉い人には
お前算数も出来ねえのかって怒られたけど」と笑いながらその理由を話し出し、

「でも俺知ってんだ。夜勤明けでここに来てるヤツ、少ない小遣いでここに来てるヤツ、
高い交通費払ってここに来てるヤツ。全国から……、東北から、三陸から、福島から。
だから今年くらいいいんじゃねえ。利益とかそんなん追求しないで。
せめて東北の瓦礫の山にもう少し火が灯るまで。
放射能に怯えて暮らす親子が安心して暮らせる日まで。
今年くらいはいいんじゃねえ。今年が出来れば来年も出来んじゃねえ」
と涙を浮かべながら、このライブへの想いを話してくれました。

つい数分前までモッシュやダイブで暴れていた観客も、涙を浮かべながらただ一点を
見つめていました。

アーティストや音楽は、基本的にはいいと思った人や曲を聴けばいい訳で、それは
もちろんBRAHMANもそうだったんですが、今の日本を考えると“今聴くべき、今観るべき”
アーティストなんじゃないかと感じました。

このライブを通して、自分が今までしてきたこと、今してること、これから出来ることを
改めて見つめ直してみると、それがプラスアクトに出来ることに繋がり…。
いい俳優さんに出て頂き、いい写真といいインタビューを載せる。
それが読者のみなさんに喜んで頂けることだと信じていますが、ほかにも何か出来る
ことがあるんじゃないか。
お金とか人の手とかももちろん大事ですが、プラスアクトにしか出来ないことがきっと
あるはずだと信じて、日々ページ作りをしようと。
こんな風に仕事観すらも変えてしまうライブに参加出来たことを、本当に幸せに思います。

外に出ると、今の日本を象徴するかのような嵐。
雨も風も、そして人さえも進む方向が定まらない。
いつの日か、ライブ会場で見たように、14000人以上の人が同じ方向を向いて涙を流せる。
そんな日本が来ることを信じて。

(服)

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