しなやかな血管が健康の10割

島田健永

アメリカの医学者、ウィリアム・オスラー先生の「人は血管とともに老いる」という言葉をご存知でしょうか? つまり根本的な老化とは「血管が衰えること」を意味しています。血管が衰えると、細胞や臓器に栄養分や酸素が届きにくくなり、血管が狭くなったり(狭窄)、閉塞が起こったりするリスクが高くなる――健康を脅かす「動脈硬化」が始まってしまうのです。しかし、反対に言えば「血管が若々しく保たれていれば、いつまでも健やかに過ごせる」ということであり、本書では循環器内科学の名医が、血管の仕組みをわかりやすく解説しつつ、その“しなかやさ”と“みずみずしさ”を保つ、具体的な健康生活習慣を提案します。

(健康生活習慣の一例)
・かんたん「インターバル歩行」で腸腰筋を鍛える
・食後のウォーキングで効率よく血糖値・血圧を下げる
・1週間21食のうち、5回は魚を食べる
・コーヒーと緑茶で血管を守り糖尿病を防ぐ
・「なんでも腹八分」習慣で健康長寿をかなえる!

定価 : 1,100 円+税
[ISBN] 978-4-8470-9332-6
[発売日] 2015-03-19 

島田健永 , 健康 , 頼りになるお医者さんシリーズ

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PROFILE
島田健永(しまだ けんえい)

医学博士/大阪市立大学准教授
<主な略歴>1987年3月香川医科大学(現・香川大学)医学部卒業/1987年4月大阪市立大学医学部第一内科入局/1995年医学博士号取得/2009年4月大阪掖済会病院 内科系診療局長・大阪市立大学医学部 臨床教授/2012年4月大阪市立大学大学院医学研究科 循環器内科学 准教授 <主要研究対象>心血管インターベンション、心血管イメージングなど。常に患者に寄り添い、無理なく長続きする「ぼちぼち健康術」を提案している。

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