『じつは怖い外食』の著者が、「日本の野菜」に警鐘を鳴らす!
「大きさや長さが同じ」「皮が厚い」「冷蔵庫でドロドロに溶けていた」「有機野菜なのに不味い」
……その理由を考えてみたことがありますか? 野菜の種はもはやビジネスツール。
我々が日々、口にしている野菜はほぼ種をつけないF1種の野菜なのです。
その見栄え重視、促成栽培で出荷される野菜は、栄養価も低く、味も、香りも本来のものを失っています。また、使用される過剰な化学肥料によって、人間の体内に入ると有害成分へと変わる硝酸態窒素が野菜のなかに溜まっている危険性も指摘されています。野菜にはヘルシーどころか人体に有害なものもあるのです。
それら野菜の危ない事情を、『じつは怖い外食』の著者が徹底解説します。
※本書は『真っ当な野菜、危ない野菜』(2012 年、小社刊)に加筆修正して新書化したものです。
第1章 真っ当な野菜が消える
F1種の野菜は種をつけない/見栄えの良くない野菜は売れない
F1 種は硝酸態窒素で“メタボ”状態
第2章 農業の産業化で失われた4つのこと
農家は自家用の畑に農薬を使わない/「質」より「量」の大量生産方式へ転換
第3章 真っ当な農家が減った理由
戦後の遺物「農地法」が生む矛盾/国内の耕作放棄地は岡山県の面積以上
第4章 真っ当な野菜を取り戻すために
化学肥料や農薬なしで収穫量が上がる/おいしい野菜作りの名人たち
第5章 真っ当な野菜を味わいつくす
真っ当な野菜の見分け方/野菜をおいしく味わいつくす方法/野菜を味わいつくすレシピ集 etc.
定価 : 800 円+税
[ISBN] 978-4-8470-6082-3
[発売日] 2015-06-08
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