光り輝く未来が、沖永良部島にあった! ~物質文明や金融資本主義社会はもう限界です~

石田秀輝

東北大学大学院教授の職を辞し、〝消滅可能都市〟の離島・沖永良部島に移住した著者。島民たちに漁や農業を教えてもらい「自立型」のライフスタイルを実践しつつ得た知見、および10年間にわたり書き溜められたブログの内容から、これからの時代を環境に配慮しながら心豊かに暮らすための考え方と具体的な方法論をまとめたのが本書である。

今年8月開催された『第6回沖永良部島シンポジウム』の発表内容も加え、新しいかたちの暮らしやビジネス、サービスのヒントが詰まった一冊となる。巻末に環境問題に意識の高い俳優/実業家・伊勢谷友介氏と、元日銀マンで地域の再生を目指す「場所文化フォーラム」代表幹事の吉澤保幸氏との座談会も収録。

定価 : 900 円+税
[ISBN] 978-4-8470-6089-2
[発売日] 2015-12-09 

石田秀輝 , ワニ・プラス

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●著者プロフィール
石田秀輝(合同会社地球村研究室 代表社員・東北大学名誉教授)

1953年岡山県生まれ。1978年、伊奈製陶株式会社(現LIXIL)入社。取締役CTOなどを経て、2004年から東北大学大学院環境科学研究科教授。14年3月、同大学を退官。沖永良部島に移住し、『間抜けの研究』に着手する。専門は地質・鉱物学をベースとした材料科学。1997年から「人と地球を考えた新しいものつくり」を提唱、多くの実践経験をもとに『自然のすごさを賢く活かす』ものつくりのパラダイムシフト実現に国内外で積極的に活動している。ネイチャーテック研究会代表、サステナブル・ソリューションズ理事長、ものづくり生命文明機構理事、アースウォッチ・ジャパン副理事長ほか。主な著書に『自然に学ぶ粋なテクノロジー なぜカタツムリの殻は汚れないのか』(化学同人)、『地球が教える奇跡の技術』(祥伝社)、『ヤモリの指から不思議なテープ』(アリス館)などがある。

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