国が地域医療を滅ぼす日 ~迫りくるデュオ・ピークスの脅威~

大野健次

アベノミクスではデュオ・ピークスは乗り切れない!
サブタイトルにある、『デュオ・ピークス』とは、団塊の世代が75歳以上となり高齢者数のピークを迎える2025年、その15年後に死亡者数がピークの166万人に達する2040年……ふたつのピークが重なる時を意味します。アベノミクスでは株価を上げることに終始しており、見せかけの景気回復を行おうとしています。

株価対策や富裕層向けの政策ではなく、「若い人が健康で働きやすい社会を地道に築いていく政策と高齢者にやさしい環境を作っていくこと」こそ、デュオ・ピークスを乗り切る鍵になります。

定価 : 1,000 円+税
[ISBN] 978-4-8470-9430-9
[発売日] 2016-04-01 

大野健次 , 城北病院 , 今を生きるシリーズ , 電子書籍

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PROFILE
大野健次(おおの けんじ)

1959年5月19日、福島県喜多方市出身、金沢大学医学部卒。社団法人 石川勤労者医療協会 城北病院 院長。専門は消化器内科。全日本民主医療機関連合会の倫理委員も務め、胃がん検診や栄養サポートチーム、消化器関連の学会や研究会にも積極的に発表を行っている。城北病院の中では栄養サポートチーム(NST)や禁煙外来も担当、大学時代に学んだ尺八を病院の新年会で演奏することもある。介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格も有する。院長として10年経過した今も深刻な医師不足に悩まされながら、「公立」でも「私立」でもなく「住民立」の視点から、地域医療の発展に従事している。

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