稚心を去る

栗山英樹

少ない予算で、トレードやFA流出……それなのに毎年のようにスターを生み、勝利を勝ち取る北海道日本ハムファイターズ。今やもっとも「若い選手が行きたいチーム」になったといえる。なぜできるのか。
就任8年目、12球団でもっとも長く指揮を執る栗山英樹の存在が欠かせない。栗山英樹は野球をもっとも愛する、そして選手を愛する稀有な監督であり野球人である。ファイターズには哲学があり、栗山英樹にも哲学がある。その融合こそが大谷翔平、清宮幸太郎、吉田輝星を引き寄せ、魅力あるチームを実現するのである。では、その哲学とは何か?
シーズン中、取り続けたノート。書き込まれた葛藤、学び、悔しさ、喜び・・・・。栗山英樹という希代のリーダー哲学、ファイターズファン垂涎の秘話、組織を強く作るヒントが満載。

<内容>
・勝つチームの条件/人が育つリーダーの接し方
 =「俺が悪い」「勝ちに行かなければ育成はできない」…そこに隠された意味とは?
・新しいこれからの「監督」像
=著者・栗山英樹の熟考と熱い思い・ビジョン、稚心を去る
・これからの時代の「球団」としての組織力
=栗山英樹という監督を生かした、メジャー式だけでも日本式だけでもないファイターズという組織)
・シーズンを通した現場のリアルな声と思い
 =一シーズンを戦う日々にはどんなことが起きているのか?
・「監督」という仕事
 =「監督」は何をするのか。どこから学ぶのか。何ができるのか。

発行:JBpress
発売:ワニブックス

定価 : 1,350 円+税
[ISBN] 978-4-8470-9751-5
[発売日] 2019-01-24 

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PROFILE
栗山英樹

1961年、東京都生まれ。東京学芸大学を卒業後、84年に内野手としてヤクルト・スワローズに入団。1年目で一軍デビューを果たし、88年には、3割3分1厘と活躍。89年にはゴールデングラブ賞を獲得。90年の引退後はスポーツジャーナリストとして幅広く活躍。2012年、北海道日本ハムファイターズの監督に就任し、1年目にしてリーグ優勝を果たす。16年、11.5ゲーム差を逆転し、4年ぶりにリーグ優勝。日本シリーズも逆転優勝した。2018年には通算500勝を達成。大谷翔平の二刀流を支えるなど選手目線の育成も高く評価される。

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