定年クリエイティブ - リタイア後の創作活動で後悔のない人生を -

中島 正雄

人生100年時代を迎え、長い定年後の人生の充実こそが大切な現代。ビーイングや日本コロムビアの社長として音楽業界で長く活躍してきた著者が、“定年後クリエイター”への道を指南します。音楽、絵画、陶芸、文芸……、好きなことに没頭して、ほんのちょっとオリジナルな作品に挑戦する。それを見ず知らずの人を相手に発表する手段も、ネットを通じて可能な時代になったのです。頭や手先を使い、想像力を働かせ、気の合う仲間ができる。定年後の人生を輝かせ、認知症をも遠ざける“定年クリエイティブ”の極意をお教えしましょう。

【第1章】 定年後はクリエイティブ三昧
―創造すれば、人生まだまだ楽しい!

【第2章】 「定年クリエイティブ」を楽しむ7つの心得
心得その1  ものの見方を変えてみよう
心得その2  好奇心を取り戻そう
心得その3  「できること」より「やりたいこと」を探す
心得その4  とにかく、やってみよう
心得その5  つくったら、発表しよう
心得その6  素直に、謙虚に、プライドは棚に上げて
心得その7  自ら楽しみながら、人を幸せにしよう

【第3章】 こうすりゃ簡単! 定年クリエイティブの始め方
始め方その1  まず、カタチから入ろう
始め方その2 「パクること」から始めよう
始め方その3  ゆるやかに「締め切り」をつくろう

【第4章】 定年クリエイティブで人生を豊かに過ごす人たち
CASE1
聴衆の前で歌い、自ら考えて演技する。
歓声と拍手が心地よい「オペラ」に魅せられて
CASE2
ニーズを汲み取って、ニーズに合わせて、行動を考える。
「ボランティア」だってクリエイティブ活動だ
CASE3
土に触れ、畑を耕して、新鮮でおいしい野菜をつくる。
「育てる」というクリエイティブは奥が深い
CASE4
バイクで駆ける定年アクティブ派が描く、
玄人はだしの繊細なイラストというギャップの妙
CASE5
正解のない俳句の奥深さに魅入られた〝元理系〟の定年組
現在、1日1句で365句の句集づくりに挑戦中
CASE6
一生涯をかけて仕事に打ち込み、そこに生きがいを感じる。
これも人生後半戦のひとつの道
CASE7
時間と労力がかかる分、完成した喜びも大きい。
近所の子どもにも慕われる「じいちゃんモデラー」
CASE8
中高年の男が、なぜかみなハマる人気の趣味。
職人仕事を体現できる「蕎麦打ち」に魅入られて

【終 章】 これから定年を迎える人たちへ―
定活しよう―定年後の趣味を︑現役のうちに探しておく
健康もお金も大事︒でも趣味探しだって大事
体力の衰えに備えて︑今のうちから「文化系」の趣味を持つ
後悔なしの人生を送るために


発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス

定価 : 880 円+税
[ISBN] 978-4-8470-6154-7
[発売日] 2019-07-09 

ワニ・プラス

information
PROFILE
中島正雄(なかじま まさお)

1953年東京都生まれ。学生時代はクラブ活動において音楽業界の実地訓練のような日々を送る。20歳の頃には渡辺プロからデビューした太田裕美のバックバンドを担当。1976年、京都のウエストロードブルースバンドに加入。1978年、音楽プロデューサー長戸大幸氏率いる、音楽制作会社ビーイングに入社し、制作・マネジメントに携わり、数々のヒット作品、ビッグアーティストに関わる(TUBE、LOUDNESS、B,z、大黒摩季、ZARD、WANDS、T ― BOLAN、DEEN等々)。2002年、日本コロムビア株式会社代表取締役社長に就任。一青窈、平原綾香、木村カエラがデビュー。現在、マリオマネジメント株式会社社長として、新人の育成、コンサルティング、講演会等を行っている。また「マリオ中島」と名乗り、「Alright」というブルースバンドを主宰し、ライブ活動も行う。

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