OVER -結果と向き合う勇気-

上原浩治

突然の現役引退――。“雑草魂”が枯れるとき、上原浩治は何を思ったのか。
日米で21年、数々の修羅場を乗り越え、「結果」と向き合ってきた男の最後。
そこにあったプロフェッショナルとしての確かな信念。


5月20日、読売ジャイアンツから引退を発表した上原浩治。
日本球界で11年、メジャーリーグで9年。数々の栄光を手にしてきた。
衝撃的だったジャイアンツデビュー年。20勝を挙げ、タイトルを総なめにした。
WBC優勝。圧巻だった韓国戦のピッチングは世界中を驚かせた。
ワールドシリーズ制覇。1年で87試合の力投は、地区シリーズのMVPをも手繰り寄せた。
ジャイアンツ電撃復帰。クライマックスシリーズの山田哲人に見せた力投――。

一方で、数々の挫折も経験した。
度重なるケガ、敗戦処理、ポストシーズン三連続被弾……そして、最終年に味わった「二軍」生活。

なぜ、引退を決断したのか。
最後の2年を丁寧に振り返る。
日々の葛藤から見えてくる、ピッチャーとしての在り方、プロフェッショナルとしての生き方。
雑草魂の矜持と枯れた瞬間――

同級生スペシャル対談2本収録。
上原浩治×高橋由伸 「由伸が監督じゃなかったら、ジャイアンツ復帰はなかった」
上原浩治×松井稼頭央 「1年でもっともつらい時期はシーズンでもキャンプでもなく……」



発行:JBpress
発売:ワニブックス

定価 : 1,450 円+税
[ISBN] 978-4-8470-9850-5
[発売日] 2019-10-17 

上原浩治 , スポーツ , JBpressBOOKS

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