「足し算医療」のススメ - 70代、老化の分かれ道でつまずかないために -

和田秀樹

歳を重ねれば、体の機能や能力が衰えていくことは避けられません。若いころならば、健康診断で血圧やコレステロール値、血糖値が高いと指摘され、それを薬などで下げることで、命に係わる病気を防ぐ意味はあるでしょう。ところがそれと同様の医療、「引き算医療」を、高齢者に行うと、元気や活力が奪われ、そのベースとなる免疫力にダメージを与えてしまうことになるのです。
60歳を過ぎてから必要なのは、むしろ足りないものを積極的に補っていく「足し算医療」です。著者が60歳から実践してきた、血圧や血糖値のコントロール、毎朝摂取するサプリメントや食生活などをはじめとする「足し算医療」の例を紹介しながら、70代、80代を迎えても元気にイキイキ、ハツラツと人生を謳歌するための「足し算医療」という考え方と具体策を提案します。

第1章 日本人を狂わせる「引き算医療」
第2章 「足し算医療」で老化の壁を乗り超える
第3章 Dr.和田の「足し算医療」のススメ
第4章 今日から始めよう! 「足し算ライフ」とがまんしない生き方


発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス

定価 : 900 円+税
[ISBN] 978-4-8470-6212-4
[発売日] 2023-08-23 

ワニ・プラス , 和田秀樹

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【PROFILE】
和田秀樹(わだ・ひでき)

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒。精神科医。東京大学医学部付属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、ルネクリニック東京院院長。高齢者専門の精神科医として35年にわたって高齢者医療の現場に携わっている。著書は、『80歳の壁』(幻冬舎新書)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)、『60歳からはやりたい放題』(扶桑社新書)、『老人入門』(ワニブックス【PLUS】新書)など多数。

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