2000年を超える日本史のなかで、とくに激動の時代だったのが昭和といっても過言ではなかろう。「昭和100年」を迎え、昭和を振り返る気運が高まっているが、本書は「戦争」と「当事者の証言」をキーワードに、〝激動の時代〟を再確認したものである。当時日本統治下にあったパラオ・台湾・朝鮮の人たちをはじめ、中国や南方で戦った兵士、満洲で日本軍指揮官に救出されられたユダヤ人の子孫、特攻隊員だった兵士たち、空襲や原爆の被害者たち、終戦クーデターに対峙した兵士、終戦後ソ連の侵攻を受けた人たち、東京裁判やBC裁判の当事者、そしてソ連による抑留を受けた人たち……令和に残すべき最後の証言は、ときに告白であり、懇願であり、叫びであった。令和に生きる我々に昭和の姿を痛感させる慟哭の書。
発売:ワニブックス 発行:ワニ・プラス
定価 : 1,200 円+税
[ISBN] 978-4-8470-6232-2
[発売日] 2025-04-28
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