官民軍インテリジェンス
山上信吾 丸谷元人 外薗健一朗
今もっとも注目されている元外交官、前豪州特命全権大使、山上信吾氏。
外務省の情報機関・国際情報統括官であった山上氏と、
防衛省情報本部長から、第30代航空幕僚長を務めた外薗健一朗氏。
テロ対策・危機管理のプロとして、日本企業および日本人の「インテリジェンス」
を高めるため危機管理コンサルタントとして日夜活動する丸谷 元人氏。
外務省(官)、自衛隊(軍)そして民間からという全く新しい視点の3者によるインテリジェンス本。
本気の議論が日本を守る
情報(インテリジェンス)で闘え日本
日本人がインテリジェンスの価値に気づかない理由
アメリカにとっての「最も親密な同盟国」は日本でも英国でもない
国際情報統括官組織は外務省の「情報軽視」で誕生した?
警察系のシギント組織「調別」とは?
自衛隊の実力を世界に知らしめた大韓航空機撃墜事件
フランスは自国のスパイを必ず助ける
「親日派」の外国人に騙されるな
自衛隊、外務省、警察、公安調査庁、NSC、CIA、FBI、M16、モサド、
イラン爆撃、ドローン急襲、シギント、ヒューミント、ファイブアイズ、
要人警護、サイバーセキリティ、北朝鮮、ロシア、中国
定価 : 1,900 円+税
[ISBN] 978-4-8470-7579 -7
[発売日] 2025-08-27
-
-
-
-
【PROFILE】
山上信吾(やまがみ しんご)
前駐オーストラリア特命全権大使。 アボット元豪首相をして、「豪州人の心に永遠の印象を残した桁外れの大使」と言わしめた外交官。 1961年東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、1984年外務省入省。コロンビア大学大学院留学を経て、ワシントン、香港、ジュネーブで勤務。北米二課長、条約課長を務めた後、2007年茨城県警本部警務部長という異色の経歴を経て、2009年には在英国日本国大使館政務担当公使。 国際法局審議官、総合外交政策局審議官(政策企画 ・国際安全保障担当大使)、日本国際問題研究所所長代行を歴任。その後、2017年国際情報統括官、2018年経済局長、2020年駐オーストラリア日本国特命全権大使に就任。 2023年末に退官。
現在はTMI総合法律事務所特別顧問、同志社大学特別客員教授、笹川平和財団上席フェロー、JPR&C顧問等を務めつつ、外交評論活動を展開中。
著書に、『南半球便り』『中国「戦狼外交」と闘う』『日本外交の劣化 再生への道』(いずれも、文藝春秋)、山岡鉄秀との共著『歴史戦と外交戦』(ワニブックス)、石平との共著『超辛口!「日中外交」』(飛鳥新社)、門田隆将との共著『媚中』(ワック出版)など多数。
外薗 健一朗(ほかぞの けんいちろう)
第30代航空幕僚長。1951年鹿児島県生まれ。職種は要撃管制。趣味はテニスとゴルフ。
1974年、防衛大学校卒業(第18期)。1992年、1等空佐、在ベルギー日本国大使館付防衛駐在官。
1998年、航空幕僚監部調査部調査課長。1999年、空将補に昇任、航空自衛隊幹部学校副校長。2000年、北部航空警戒管制団司令。2002年、第5術科学校長。2003年、統合幕僚会議第5幕僚室長。
2005年、空将に昇任、第32代 中部航空方面隊司令官。2007年、第37代 統合幕僚学校長。
2008年、第5代 情報本部長。同年。第30代 航空幕僚長に就任。2010年、退官。
2011年、NEC顧問。2019年、NEC退社。2021年、瑞宝重光章受章。
2024年、アルファ・リード顧問。
丸谷元人(まるたにはじめ)
1974年生まれ。オーストラリア国立大学卒業。同大学院修士課程中退。オーストラリア国立戦争記念館の通訳翻訳者などに従事した後、南太平洋・中東およびアフリカで駐在員等の身辺警護、テロ対策、不法監禁・脅迫事案対応、地元政府および部族との交渉、武装勢力やマフィア、地元労働組合への犯罪予防とリスク情報収集他を行う。米海兵隊での訓練(暴動鎮圧、犯罪基本捜査課程他)や、英国における誘拐人質事案(K&R)初動対処訓練、ならびに米民間軍事会社における対テロ戦闘・戦術射撃・市街地戦闘・要人警護等を修了し、インストラクター資格取得。また米系大手IT企業の地域統括セキュリティ・マネージャー(日本・韓国・豪州・NZ)やリスク管理部部長(日本・韓国・台湾)などを歴任、危機管理・情報漏洩・産業スパイ対策も担当。日本戦略研究フォーラム政策提言委員。著書に、『学校が教えてくれない戦争の真実 ─日本は本当に「悪い国」だったのか』(ハート出版)『インテリジェンス大国への道 国家や企業を脅かすスパイ活動の実体』(扶桑社)など多数。