なぜ英霊の遺骨は80年経っても帰郷できないのか - 国民が知らない戦没者遺骨収集の実態 - (仮題)

空援隊・編

主権回復直後から厚生省(現・厚生労働省)が延々と続けている英霊の遺骨収集事業。外地で命を落した軍人や軍属は240万人にも上るが、そのうちじつに113万もの方々が国・帰郷できていない。海の中や南方の密林、国交が円滑ではない国に眠る英霊ならまだしも、戦後80年も経ているのに、いまだに日本国内である沖縄で遺骨が見つかりつづけているのは、アメリカ領のグアムやサイパンでもまだ地中に英霊が残されているのは、なぜなのか? これまで国民が知る由もなかった遺骨収集事業の実態を、遺骨収集活動20周年を迎えるNPOが明かす!

発売:ワニブックス 発行:ワニ・プラス

定価 : 1,700 円+税
[ISBN] 978-4-8470-7714-2
[発売日] 2026-11-24 

ワニ・プラス

information
特定非営利活動法人 空援隊(くうえんたい)
平成18(2006)年、設立。平成17(2005)年6月、空援隊の事務局長・倉田宇山は、フィリピンに日本兵の遺骨が数多くあるという情報を耳にした。「戦後60年も経ち、遺骨が数多く残されているわけがない」と疑いつつも、真偽を確かめるために現地に。そこで目にしたのが、想像をはるかに上回る夥しい数の遺骨。ずた袋に口が閉じないほど詰め込まれている。それがひとつやふたつではない……。倉田は帰国後すぐ厚生労働省に行き、フィリピンで見た遺骨の報告をしたが一切動こうとしない。同年、厚労省が実施する政府派遣遺骨収集団を取材してみると――マニュアルに沿って実施される形だけの作業が同じ場所で何日も続いた。「どんなに時間とお金をかけても、こんなやり方では遺骨はほとんど帰ってこない。これまでのやり方を見直して、新しい調査方法で遺骨を探し出そう」との思いで遺骨の調査団体を立ち上げようと決心したのが、同年11月末。翌年の6月に任意団体として空援隊が発足。10月、正式に「特定非営利活動法人空援隊」が誕生した。その後空援隊はフィリピンは勿論、グアム、サイパン、沖縄での遺骨収集活動を展開し、数多くの遺骨に本土帰還していただいている。

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