『ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター』完成披露試写会! 黒木瞳はじめ豪華キャストが勢ぞろい!!
プラスアクト
(2012年02月01日 17:15) |
大人な女性のリアルな悩みと奮闘を描く『ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター』(2月11日先行公開、2月18日全国公開)の完成披露試写会が1月30日、有楽町スバル座で行なわれた。挨拶には、主演の黒木瞳、木村多江、山崎静代、真矢みき、そして星田良子監督が登壇した。
一見幸せそうに見える40代の主婦、美恵子(黒木瞳)は、フラストレーションではちきれそうな日々を送っていた。自分に関心を示さない夫、引きこもりの娘、嫌味な姑……。そんな日常から逃れようと、恵美子がコンビニでパートを始めたことがきっかけで、恵美子と同じように悩める3人の女達と出会う。4人の鬱憤を打ち破ったのは、ロックバンドを組むということだった……。
映画の一番の見どころは、4人のライブ演奏。実際に4人は2~3カ月の猛練習を行ない、撮影に臨んだと言う。
「みんなお忙しい方ばかりなので、最初は本当に演奏出来るのだろうか? という心配がありました。でも演奏を別の人でごまかすのは嫌だった。ちゃんと演奏して頂くことを前提にお願いしたら、4人が“受けて立つ!”と(笑)。3カ月の個人レッスンを経て、みんなが集まってセッションしている姿が何より素敵でした」(星田監督)
「私はリードギターを担当したのですが、弦楽器を演奏するということが初めての経験だったので、練習が嫌で嫌で……(笑)。でも先生が根気強く教えて下さったので本当に助かりました」(黒木)
「宝塚時代にも楽器は弾いていたんですが、私は小太鼓だったので、静ちゃんのドラムのほうがいいんじゃないの?! と思ったんですけど(笑)。ベースは決して目立つ楽器ではないですが、私がいないとリズムが取れないのよ! と自尊心を高めることが出来ました(笑)。私は元ロッカーの役なので、見た目、形から入るようにしました」(真矢)
「私はピアノをやっていたので、キーボードに抵抗はありませんでしたが、ロック魂に欠けたところがありまして(笑)。ロック魂を呼び起こさなければいけないのが大変でした」(木村)
「いつもはサンドバックか相方の頭ばかり叩いていますが、ドラムは初めて。神経を身体全身に行きわたらせるのが大変です。そこはボクシングと似ているなと思いました」(山崎)
また、4人が本音をぶつけ合う喧嘩のシーンも見どころのひとつ。黒木が木村に激しいビンタをお見舞いするシーンで、木村は「黒木さんが“本気で行く”と言われたので、“お願いします!”と構えていたら、本番では思いっきりぶたれたので目がチカチカしてしまいました」と言い、その言葉に山崎は、「私が叩く役じゃなくてよかったです」と会場の笑いを誘った。
この日は、2月にボクシング全日本女子選手権に臨む山崎に、黒木、木村、真矢からピンクのサイングローブがプレゼントされた。山崎は「絶対に勝ちます!」と意気込み、観客も山崎にエールの拍手を送った。
本作は、有楽町スバル座先行公開の後、2月18日より全国公開。彼女達の演奏する「ディープ・パープル」の名曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」に注目だ。
『ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター』
監督/星田良子
出演/黒木瞳 木村多江 山崎静代 真矢みき 六角精児 栗咲寛子 太田基裕 相島一之 赤座美代子 佐野史郎 西村雅彦 ほか
配給/東京テアトル
2月11日有楽町スバル座先行公開、2月18日より全国公開